乾燥肌にはどっちがいい?アルガンオイルとマルラオイルを乾燥肌目線で徹底比較!

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美容オイル、アンチエイジングオイルと言えばこれ!と言われるほど有名なアルガンオイルと、徐々に知名度を上げ抗酸化作用などから新アンチエイジングオイルとして人気急上昇中のマルラオイル。

どちらもアンチエイジング効果を期待できる美容オイルですが、その違いはなんでしょうか?今回は乾燥肌視点でどちらが良いのか比較していきます。

成分の違い

アルガンオイルの主な成分

  • オレイン酸:42.8%
  • リノール酸:36.8%
  • パルチミン酸:12.0%
  • ステアリン酸:6.0%
  • その他、ビタミンEが含まれる

など

マルラオイルの主な成分

  • オレイン酸:70-78%
  • リノール酸:4.0-7.0%
  • パルチミン酸:9-12%
  • その他、ビタミンC、ビタミンEが含まれる

など

違いは?

まず、一番の違いは主成分がそれぞれ違うことですね。

マルラオイルはオレイン酸が70-78%と突出しているのに対し、

アルガンオイルはオレイン酸:42.8%とリノール酸:36.8%という2つの成分が主になっています。

 

マルラオイルの主成分オレイン酸とは、

皮脂腺から分泌する皮脂を構成する成分で、お肌に塗るとよくなじんで潤い保湿効果が期待出来ます。また、酸化されにくく、皮膚刺激性が少ないことが特徴の成分です。

オレイン酸を多く含むオイルはマルラオイル以外にも、オリーブオイル、椿オイルなどがあります。

 

また、マルラオイルにはビタミンCやビタミンEといった、抗酸化作用を強く持つ成分が含まれているのでアンチエイジングにも向いていると言えますね。

 

アンチエイジングのオイルとして人気のアルガンオイルはオリーブオイルの約3~4倍の抗酸化作用と言われていますが、マルラオイルはオリーブオイルの約10倍の抗酸化作用があると言われています。

 

アルガンオイルに多く含まれているリノール酸とは、

セラミドを構成する成分の一つで肌なじみが良く、角質を整えて柔らかい肌へと導いてくれる成分です。お肌にハリと潤いを与えてくれる優秀な成分なんですよ。

 

リノール酸は酸化しやすい成分ですが、アルガンオイルの場合は抗酸化作用のあるビタミンEがオリーブオイルの約4倍ほど入っているので、他のリノール酸を主成分とするオイルに比べても酸化の心配が少なく安心して使えますね。

 

酸化しやすいオイルは冷蔵保存が基本とされていますが、アルガンオイルは先の理由から常温でも保存が出来、扱いやすいオイルだと思います。

 

そして、アルガンオイルにも、老化の原因となる活性酸素を除去してくれるビタミンEが含まれています。具体的には、古くなった不要な角質を取り除いて、お肌のターンオーバーを正常にしてくれる働きがあります。

 

成分比較のまとめ

  • 乾燥肌視点で見ると、皮脂の生成に関わるオレイン酸が70~78%という高い割合で含まれているマルラオイルの方がおすすめ。
  • オリーブオイルと比べた場合、アルガンオイルは約3~4倍、マルラオイルは約10倍の抗酸化作用を持っている。
  • どちらも抗酸化作用のあるビタミンEを含んでおり、酸化しにくいオイルである。

 

質感の違い(色味・粘度・においなど)

アルガンオイル

色味:黄金色

粘度:べたつかず、さらりとして使いやすいサラサラ系

匂い:ナッツ系の香り

 

粗悪な原材料を使っているアルガンオイルは、色味が薄いです。また、他のオイルと混ぜている場合も色が薄くなっている場合があります。

※モロッコでは少しでもアルガンオイルが入っていれば「アルガンオイル」と名乗ることが出来ます。

 

臭いが酸っぱいものは酸化している可能性あり。製造環境や保存環境が悪いオイルの使用は避けなければいけません。信頼できるメーカーの物やIGPの製品を選びましょう。

「IGP」とは、古くからの伝統やその地域でしか産み出せない高品質な食品にしか認証されない、EUが独自で設定している品質保証システムです。

マルラオイル

色味:無色透明~黄色(精製は基本無色透明、未精製はバラつきがあり無色~黄色)

粘度:さらさらで伸びが良い

匂い:精製は無臭だが、未精製は油のようなクセのある香りがある場合がある

 

オイル全般に言えることですが、精製するほど臭いは気にならなくなりサラサラとした質感になりますが、成分も薄まります。精製しないほど濃い成分で粘度も高いものになり、素材の臭いも強くなります。

 

どちらが良いとは一概には言えませんが、お肌が弱い方は精製されて不純物が取り除かれたものの方が成分が安定しているので安心かもしれません。逆に、臭いなどは気にならないからより成分の濃いものを!栄養価を!という方はあまり精製されていないタイプを選ぶといいと思います。未精製の物は精製されたものに比べて酸化や劣化しやすいので、取り扱いに気を付け早く使い切ってしまいましょう。

オイルの選び方まとめ

上記を踏まえて、下記のように選んでいただくといいかと思います。

 

アルガンオイルは、

黄金色でさらりとした、ナッツの香りがするもの

 

マルラオイルは、

無色~黄色で、さらりとした臭いの薄いもの

使い方の違い

アルガンオイル

軽い乾燥や、普通肌のデイリーケア向け。

アルガンオイルはお肌への吸収がとても良いので、オイル特有の“付けた後のベタベタ感”が気になりません。その分、乾燥肌の程度によっては物足りないこともあります。アルガンオイルを塗った後に、他のものを重ねて付けて使うパターンもあります。または、アルガンオイルの量を増やして使う場合もあります。

マルラオイル

乾燥肌が進行している方、乾燥性敏感肌などでかゆみを伴う方向け。

皮脂腺に働きかけ、高い保湿効果を持つオレイン酸を70%以上も含むマルラオイルは、まさに乾燥肌向けの美容オイルと言えます。

また、特筆すべきは“プロシアニジン”というポリフェノールを含んでいる点です。

この成分は抗ヒスタミン、抗アレルギー効果が見込まれる成分で、痒みや炎症を伴うアレルギー性皮膚炎などの鎮静化に期待が出来るんです。

 

マルラオイルは抗ヒスタミン作用がある唯一のオイルと言われています。

花粉症の季節に肌荒れを起こしてしまう場合などは、この抗ヒスタミン作用のあるマルラオイルを試してみてはいかがでしょうか。

結論、乾燥肌にはマルラオイルがオススメ

上記の点を総合して、

乾燥肌という視点で美容オイルを選ぶならマルラオイルがおすすめです!

高い保湿作用はもちろんですが、乾燥肌って大体の場合かゆみをともなうんですよね。

マルラオイルが他のオイルと違う大きな点は、やはり抗ヒスタミン作用があることでしょう。花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピーなどのお肌にも使える万能オイルです。

乾燥肌でお困りの方、南アフリカでは古来より伝統医学で活用されてきたとされるマルラオイル、一度試してみてはいかがでしょうか。ご使用の際はお肌レベルに合わせて、精製・未精製を選んでくださいね。

 

以上、アルガンオイルとマルラオイル、乾燥肌にはどっちが良いのかの比較でした。

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