アンチエイジング系の美容オイルを比較!あなたの肌質に一番合うのはどれ?

今や美容オイルはスキンケアにかかせない存在。

でも、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない!

という方のために、アルガンオイルやホホバオイルをはじめとするエイジングケアで有名な5つの美容オイルを比べてみました。

各オイルの違いと自分の肌質から、とっておきのオイルを見つけてくださいね。

アンチエイジング系の5大美容オイル

アルガンオイル

エイジングケア用オイルの王様!愛用者やリピーターも多い美容オイル

[aside type=”boader”]< アルガンオイルのおすすめポイントBEST3 >

  1. 老化の原因となる紫外線によるダメージを修復してくれる
  2. 活性酸素の除去力が高いのでシミやシワのケアに向いている
  3. ターンオーバーを促進する働きがある(ターンオーバーは加齢とともに周期が遅くなります)

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アンチエイジング系の美容オイルで一番有名といっても過言ではないのが、アルガンオイル。

年齢によるお肌の悩みが増えだす20代後半くらいからはこのオイルがおすすめです。

皮膚の血液循環を促進してくれるビタミンEが豊富に含まれているので、お肌のツヤを良くしたり、くすみの改善などの効果も期待できます。

また、デルタ-7-ステロールという植物油には珍しい成分が含まれており、髪やネイルのケアにも非常に向いているので、ヘアオイルやネイルオイルとしても優秀です。

[aside type=”boader”]< この成分に注目! >

パルチミン酸

お肌の安定や老化予防に!ベビーローションにも含まれている成分です。

  • 皮脂をコントロールする作用があり、脂性肌やニキビにも効果があると言われています。
  • 美肌に必要なビタミンAを安定化させる働きがあり、お肌のターンオーバーを正常な状態にしてくれます。
  • しわ予防にも効果が期待できます。

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ホホバオイル

コスパが良く肌質を選ばない使いやすさが人気

[aside type=”boader”]< ホホバオイルのおすすめポイントBEST3 >

  1. 肌の水分保持機能を高める働きがある
  2. 人の肌と非常によく似た成分なので浸透力に優れており、保湿力が高い
  3. 肌の水分量を保持したり皮脂量のバランス調整をしてくれるので、乾燥肌でも脂性肌でも使える

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さらっとした使用感とほぼ無臭という使いやすさから、幅広い世代に人気のホホバオイル。

水分量も皮脂量も調整してくれるという万能さからも美容オイル入門にもおすすめ。

紫外線に負けない肌作りをしてくれるのでエイジングケア用のオイルとしても使われています。

肌のかゆみや炎症した肌、神経皮膚炎の時などにも使えます。

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ワックスエステル

全ての肌質、赤ちゃんから大人まで使える!

  • ワックスエステルは人の肌にも含まれる成分のひとつで、ホホバはそれを多量に含む非常に貴重な植物
  • 肌成分に近いので、低刺激で肌トラブルが起こりにくい
  • 伸びの良さ、なじみの良さ、コスパの良さから、妊娠線予防のアイテムとしても人気

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マルラオイル

アルガンオイルを超えたと言われる優秀成分

[aside type=”boader”]< マルラオイルのおすすめポイントBEST3 >

  1. 抗酸化力がアルガンオイルの約3.6倍、オリーブオイルの約10倍と非常に高い
  2. 肌を柔らかくする作用に優れている
  3. 抗ヒスタミン作用あるのでかゆみや炎症のあるアトピー肌や乾燥性敏感肌にも使える

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最近その評判がうなぎ上りのオイルと言えばマルラオイル。

エイジング系オイルの王者アルガンオイルの地位を脅かす存在です。

非常に高い保湿効果、植物油には珍しい天然の抗ヒスタミン作用をもっています。

乾燥肌や敏感肌の方はもちろん、加齢により肌の水分量が減ってきてしまった方にもおすすめです。

[aside type=”boader”]< この成分に注目! >

プロシアニジン

世界中で注目を浴びる抗アレルギー作用をもつ成分!

  • アトピー性皮膚炎やじんましんなど、即時性のあるアレルギーに対して作用する
  • メラニンを抑制する働きがある
  • 高い抗酸化力をもち、日本の大手メーカーでも研究が行われている大注目成分

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ローズヒップオイル

白く透き通るハリ艶肌を目指す方に

[aside type=”boader”]< ローズヒップオイルのおすすめポイントBEST3 >

  1. 美白に必要とされるビタミンCの含有量が圧倒的に多い
  2. ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きもあるので、しわ予防や弾力性のあるお肌を目指す方に
  3. エイジングケア向けのファイトケミカルが豊富に含まれている

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レモンの約20倍のビタミンCを含むことから「ビタミンCの爆弾」の異名をもつローズヒップオイル。

ビタミンCだけでなくリコピンも含み、白く透き通るお肌を目指す方に人気の美容オイルです。

酸化しやすい点と、臭いにクセがあり魚のような生臭さがある製品もあることから、他のオイルに比べて製品選びには注意が必要です。

認証機関の認証マークがついている物から選ぶのがおすすめ。

[aside type=”boader”]< この成分に注目! >

トランスレチノイン酸

天然の美白成分が含まれている!

美白ケアを行っている方なら、レチノールという成分を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

エイジング系のスキンケア製品に使われているレチノールはこのトランスレチノイン酸を人工的に合成している成分です。

  • ターンオーバーを促進する作用がある
  • 目元や口元のしわが気になるときにおすすめ
  • ニキビ跡の改善にも効果があると言われている

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ヒッポファエオイル(サジーオイル)

190種類以上の栄養素が含まれているすごいオイル

別名:ヒッポファンオイル、シーバックソーンオイル、シーベリーオイル、沙棘種子

[aside type=”boader”]< ヒッポファエオイルのおすすめポイントBEST3 >

  1. ビタミン、ミネラル、カルシウム、ポリフェノール、リコピン、βカロチン、ルチン、アミノ酸、食物繊維、パルミトレイン酸、葉酸など豊富な栄養成分、ファイトケミカルを含む
  2. オメガ3、オメガ6、オメガ7、オメガ9、4種類すべてのオメガを含む
  3. 太陽光によってダメージを受けた肌の修復を行う

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あまり馴染のないオイルかと思いますが、日本でも人気のオーガニックコスメブランドのヴェレダではシリーズで製品化されているほどお肌に良いオイルなんです。

日本ではスキンケアアイテムよりもサジージュースという美容健康ドリンクとして有名かもしれません。

とにかく栄養素が豊富なので、お肌のあらゆる悩みに効果が期待できる優秀なオイルです。

抗酸化作用、肌老化対策、ニキビ対策、傷跡のケア、日焼け後のケアにももちろんおすすめ。

オイル自体はオレンジ色で布につくと取れなくなるなど取り扱いの注意点はありますが、それでもおすすめしたい一押しのオイルです!

[aside type=”boader”]< この成分に注目! >

パルミトレイン酸

赤ちゃんのお肌に豊富に含まれる成分。30歳をピークに減少していく。

  • たるみやしわなど肌老化を防ぐのに大切な成分
  • 新陳代謝を高めてお肌にお潤いを与えたりキメを整えたりする

※パルミトレイン酸は過剰にお肌に与えると毛穴が広がりやすくなったりニキビの発生につながると言われています。オイリー肌の方は、使用量に気をつけましょう。

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私が子供の頃に住んでいた家には庭にグミの木がありまして、実がなると少し摘んではパクッとおやつのように食べていました。

みんなから「肌が白いわね~キレイね~」とよく褒められていたのは、もしかしてグミの実を食べていたからかも?

調べてみたら種類は違うグミの木でしたが、庭にあったグミの木も抗酸化作用がある種類の木でした。

目的別おすすめ美容オイル

しみ・美白対策向け美容オイル

  • ローズヒップオイル…「ビタミンCの爆弾」の別名を持つほどビタミンCが豊富。
  • グレープシードオイル…ポリフェノールや美白有効成分と言われているリノール酸を含んでいる。
  • コメヌカオイル…抗酸化作用がある成分はもちろん、γ‐オリザノールというメラニン色素の発生を抑える成分が含まれている。抗アレルギー作用もあるので肌が敏感な方でも使いやすいオイル。

[aside type=”warning”]< 注意 >
美白向けオイルは基本的に酸化しやすいオイルが多いので、保管や取り扱いに注意が必要です。購入の際は小さ目のボトルの物を選ぶと良いでしょう。 [/aside]


しわ・ハリ対策向け美容オイル

  • バオバブオイル…パルミチン酸、ビタミンA、ビタミンCなどを含み、出来てしまったシワのケアにも良いと言われている。
  • ローズヒップオイル…圧倒的なビタミンC含有量で、しみ、しわ、ハリの3点集中ケアに。

トータルケア向け美容オイル

  • アルガンオイル…バランスの良い成分配合で、保湿力、抗酸化作用、ニキビの悩みなどに。
  • マルラオイル…アルガンオイルよりも高い保湿力と抗酸化作用に加え、抗ヒスタミン作用もあり幅広い肌質で使える。

肌質別のおすすめ美容オイル

乾燥肌/ドライスキン

  • ホホバオイル…人の肌の成分に非常に近いので浸透力が高く保湿力に優れる
  • コメヌカオイル…オレイン酸、リノール酸の他、植物性セラミドも含み保湿効果に優れている
  • マルラオイル…オレイン酸が70~80%含まれており、水分をお肌に深く浸透させるのを助ける働きがある

脂性肌/オイリースキン

  • ホホバオイル…人の皮脂に近い成分なので馴染みやすい。オイリー肌は洗顔でのトラブルも多いですが、ホホバオイルは皮脂をほどよく残してくれるのでクレンジングでの使用もおすすめ。
  • スクワランオイル…皮脂が過剰に出るのを防いでくれるので、テカリをおさえつつ保湿もできる

混合肌/インナードライスキン

  • ホホバオイル…肌の水分量を保持したり皮脂量のバランス調整をしてくれるので、乾燥肌でも脂性肌でも使える

敏感肌、肌トラブルが起きやすい肌

  • スイートアーモンドオイル…ビタミン、ミネラルが豊富で肌に優しいオイル。
  • マルラオイル…高い抗酸化作用はもちろん、保湿力に優れ、かゆみや炎症がある肌でも使える。

悩んだらブレンドオイル

お肌の悩みはひとつではないことが多いですよね。

潤いはもちろん、しみしわのケアもしたい、透明感も欲しい、、、など美肌への思いは尽きることを知らないのを歳を重ねるほどに実感します。

ブレンドオイルは様々なオイルや成分をトータルバランスまで考慮し配合しているので、1つでたくさんの効果が期待できる優秀アイテム。

スキンケアの時短も叶えてくれます。

WELEDA・ヴェレダ~ 目的、効能、効果、肌状態などに合わせて選ぶオイル ~

植物オイルやエキスの組合わせが鍵を握る

オーガニックオイルで実力派のオイル、ヴェレダ。

一度使うとやみつきになる人も多く、芸能人やモデルでもファンが多いです。

豊富な原材料を持ち医薬品も手掛けるヴェレダ社には優れた製品がたくさんあります。

目的、効能、効果、肌状態などに合わせて気になる1本を選んでみてはいかがでしょうか。

ヴェレダが扱う植物約1,000種*。その中から選ばれた植物原料の組合せによって、製品が生まれます。ヨーロッパでは医薬品も手掛けているヴェレダは、様々な目的や肌状態に対して植物で応えるレシピも豊富。数種のベースオイルを使い分け、機能や保湿力、テクスチャー、香りのバランスを考えてブレンドされています。

*ヴェレダ社で製造する医薬品の原料を含む。

WELEDA

マルラオイルがニキビに効く!その理由と使い方

エイジングオイルとして人気のマルラオイル、実はニキビにも効くと噂になっています!

特に、しつこい大人ニキビで困っている女性から注目を集めています。

なぜニキビにいいのか?その理由を探りました!

マルラオイルが効くニキビ、効かないニキビ

効くニキビ

乾燥肌、インナードライ肌が原因のニキビ。

角栓で毛穴が詰まっている場合に向いています。

効かないニキビ

皮脂分泌が過剰な肌、オイリー肌のニキビ。

皮脂で毛穴がつまっている場合は不向きです。

大人ニキビの原因は肌の乾燥

新事実!油分量ではなく水分量が大切

大人ニキビの原因はいくつかあり、そのうちの一つが肌の水分不足、乾燥です。

実は、肌の油分量よりも水分量がニキビ発生に影響を及ぼしているということがアスタリストなどで有名な富士フィルムの調査結果として発表されています。

大人ニキビの発生に影響すると考えられてきた肌の油分量ではなく、顔全体の中で肌の水分量が部分的に減少する「部分乾燥状態」によるところが大きいことを確認した

参考:大人ニキビの原因は肌の油分量ではなく水分量の減少

生理前後にもこの水分量変化は影響しており、変化が顕著に起こる人ほどニキビが多く出来るようです。

<白ニキビの応急処置ならペアアクネクリームが評判が良いです>

ちなみに、乾燥肌以外の大人ニキビの主な原因はこんな感じ。

  • 飲み過ぎや食べ過ぎ、不規則な食生活(胃腸への負担)
  • ストレス(自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れ)
  • 不規則な生活、睡眠不足(自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーの乱れ)
  • 便秘(腸に老廃物が溜まると、身体は毛穴からそれを出そうとする)
  • 無理なダイエット(栄養不足や栄養の偏り)
  • 生理の影響(ホルモンバランスの乱れ、水分量の変化)

複合的に問題を抱えている場合もありますので、トータルケアが必要な場合もありますね。

肌が乾燥するとニキビの原因となる角栓が出来る

では、肌が乾燥するとなぜニキビになるのか?

それは角栓が発生して、毛穴を詰まらせるから。

毛穴が詰まると皮脂が溜まりアクネ菌が繁殖してニキビになります

角栓が出来る原因

お肌が乾燥すると、皮膚が硬くなります。

そうすると毛穴の伸縮も当然悪くなり毛穴がつまりやすくなります。

乾燥した肌というのは敏感になりがちでターンオーバーも乱れやすい傾向にあります。ターンオーバーが乱れると古い角質が剥がれ落ちずに皮膚に溜まり、さらには皮脂と混ざって角栓を作る原因になります。

<毛穴ケアにはホットクレンジングもおすすめ!>

マルラオイルが効く理由

アルガンオイルを超える高保湿力

オレイン酸が豊富

マルラオイルの成分の約70~80%を占めるのが、高い保湿力を持つオレイン酸という成分です。アルガンオイルのオレイン酸は約40%なので、マルラオイルの方が圧倒的に多いことになりますね。

オレイン酸とは?

オレイン酸は人間の肌にもともと含まれている成分で、刺激が少なく肌なじみが良いのが特徴です。

「オレイン酸は毛穴を広げる原因になる」と言われることもありますが、これには補足が必要です。

マルラオイルに含まれるオレイン酸は大丈夫!というはっきりとした文献は見つけられませんでしたが、天然植物のほとんどは1つのグリセリンに3つの脂肪酸が結合したトリグリセリド(別名:トリアシルグリセロール)から出来ており、オリーブオイルや椿油などに含まれるオレイン酸はグリセロールと結合した別の物質なので毛穴を広げる原因にはならないと考えられています。ちなみに、オレイン酸は不飽和脂肪酸のひとつです。

抗炎症作用と抗酸化作用

マルラオイルは美肌に欠かせない成分、ビタミンCとビタミンEの両方を含んでいます。

また、ビタミンCとビタミンEは組み合わせると相乗効果が期待できる成分です。

肌の新陳代謝を促し肌バランスを正常な状態に導くとともに、ニキビによる炎症などにも力を発揮してくれます。

肌代謝をサポートし、正常なターンオーバーへ導く

ターンオーバーの乱れは、肌の乾燥や炎症から脆く敏感になってしまったお肌に起こりがちです。

マルラオイルはお肌の乾燥対策、抗炎症作用、血行促進作用など様々な働きをしてお肌のターンオーバーを整えます。

赤みや痒みも抑えてくれる

マルラオイルは抗炎症作用、抗ヒスタミン作用をもちアトピー肌や花粉症による肌荒れなどにもおすすめのオイルです。

抗ヒスタミン作用とは、アレルギー反応による赤み、炎症、かゆみなどを鎮めてくれる作用のことです。

ニキビが発生すると、同じく赤みが出てきますね。また、場合によってはかゆみを伴うことも。抗炎症作用と抗ヒスタミン作用があるマルラオイルは赤みやかゆみがあるお肌にも使えるオイルなんです。

ニキビ跡にも効く

マルラオイルに含まれるビタミンE(トコフェロール)は強い抗酸化作用、血行促進効果があり、お肌の細胞の新陳代謝を促す働きをしてくれます。マルラオイルの保湿力とも合わさりお肌のターンオーバーを正常な状態に導いてくれます。

塗ってすぐに消える!というわけではありませんが、ニキビ跡にちょんちょんとこまめに塗ってあげると、ニキビの再発を防ぐことにもつながるので良いでしょう。

ニキビって、同じ場所に出来やすいですからね。

<ニキビ&ニキビ跡に人気の化粧水ならメラノCC>

ニキビ予防になる

ビタミンE(トコフェロール)には抗炎症作用があります。

このトコフェロールがニキビによる赤みや炎症を鎮めてくれるため、日常的に使うことでニキビの予防として働くという訳です。

使い方

洗顔後のお肌に1~2滴浸み込ませる

使い方は簡単です。朝晩の洗顔後に、1~2滴のオイルを手に取り、顔にまんべんなく馴染ませます。ハンドプレスするように優しくお肌に馴染ませてください。

オイルをつけた後はいつも通りのスキンケアでOKです。

オイルをつけすぎない

一番大事なことは、オイルをつけすぎない、塗りすぎないということ。

どんなに良いオイルでも、つけすぎると逆にニキビが増えたり悪化します

購入した製品の説明をよく読んで、必ず適量を守りましょう。

また、肌質や肌状態は個人差がありますので、使いながら自分で調整していくことも大切です。


マルラオイルがアトピーに効く理由!成分のプロシアニジンを徹底的に調べました

マルラオイルは抗ヒスタミン作用がありアトピーに効くと言われていますが、具体的にどういうこと?と疑問をお持ちの方も多いですよね。調べてみたところ、マルラオイルに含まれるプロシアニジンという成分がキーポイントでした。

今回はマルラオイルに含まれる他の成分は置いておいて、プロシアニジンに絞って調べた結果をまとめました。

※個人で調べた結果をまとめたものですので、医学的に内容を保証するものではありません。あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。

プロシアニジンとは

プロシアニジンとは

ポリフェノールの一種で、フラボノイド系のアントシアニン類の成分です。

さらに細かく言うと、その中のプロアントシアニジンという成分の内、ある条件でシアニジンを生じるものがプロシアニジンと呼ばれています。

近年大注目の成分

プロシアニジンを調べていると、名だたる大学や大手メーカーで研究が行われていました。

近年非常に注目を集めている成分で、まだまだエビデンスの収集中といった感じですが、期待を込めて研究が進められている様子がうかがえるものばかりでした。

とても難しい内容なので、ここでは細かく追及はせずに進みましょう。

プロシアニジンが含まれる植物

プロシアニジンはカテキン分子がつながった構造をしており、りんごや黒大豆、ブドウ種子、松樹皮、カカオなどに含まれています。最近では特にりんご由来のものが注目を集めており某有名メーカーでも研究が行われています。

プロシアニジンには様々な作用がある

このプロシアニジン、高い抗酸化作用が有名なのですが、実は抗アレルギー作用もあるのです。

アレルギーの中でもⅠ型アレルギーに対して作用があるということです。

 

また、抗酸化作用以外に、メラニンの抑制などの働きもあり、美容オイルとして複合的な効果を持っています。

 

その他にも、抗がん作用、抗炎症作用、肥満予防、・糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病予防、毛細血管保護、眼病予防、消臭、育毛作用などがあると言われており、商品は主に食用として作られているものが多いです。

抗アレルギー作用はⅠ型アレルギーと呼ばれるものに対しての作用

アレルギーと一口に言っても、種類があり大きく4つに分けられます。

プロシアニジンはその中の「Ⅰ型アレルギー」に対して効くと言われています。

Ⅰ型アレルギーとは

即時性のあるアレルギーで、アナフィラキシー型と言われることも。

大体数分~数十分で症状が出るのが特徴です。

主な疾患

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 花粉症
  • ハウスダスト
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 蕎麦、ナッツ、はちみつなどんおアレルギー
  • アナフィラキシーショック

などがあります。

アトピー性皮膚炎や蕁麻疹に作用する

上記で記述した通り、Ⅰ型アレルギーは非常に身近なアレルギーを多く含んでいます。

その中に、アトピーやじんましんなどの肌疾患も含まれているのです。

これが、マルラオイルがアトピーに効くと言われている理由ですね!

花粉などのアレルゲンに身体が反応すると、細胞がヒスタミンというかゆみなどの元となる成分を過剰に放出させます。この時に使われるのが抗ヒスタミン薬というヒスタミンの作用を抑制する薬です。

マルラオイルはⅠ型アレルギーに対しての抗アレルギー作用があるので、このヒスタミンが原因の悩みに効くと言われるようになったんですね。

プロシアニジンが含まれるオイル

  • マルラオイル
  • グレープシードオイル
  • 月見草オイル
  • ピスタチオオイル

マルラオイルは抗ヒスタミン作用がある唯一のシード系オイルと言われていましたが、調べてみるとプロシアニジンを含むオイルは他にもいくつかありました。

グレープシードオイルは育毛対策に使われることも多いですね。

ピスタチオオイルはヘアオイルとしてじわじわと人気が出てきているオイルです。

月見草オイルも種から低温圧縮で抽出されることが多いと言われています。こちらは女性ホルモンのバランスを取る作用があるとのことで、女性に人気のオイルです。

プロシアニジンを含むオイルの中で、なぜマルラオイルが注目を浴びているのか

プロシアニジンを含むオイルはいくつかありますが、オイルの性質を見ていくとマルラオイルが注目される理由が分かります。

酸化しにくい

マルラオイルは成分的に高い抗酸化作用があるのはもちろん、精製したマルラオイルはそのオイル自体が酸化しにくいのが特徴です。

お肌の抗酸化対策はもちろん、オイル自体の保管が楽なんですね。

 

お肌のケアをする時って、使用するものの効果や効能も大切ですが、「続けられる」という点も非常に大事です。

 

同じプロシアニジンを含むオイルでも、グレープシードオイルや月見草オイルは酸化しやすい部類のオイルです。保管もきちんとしなければなりませんし、使用期限も短いのが特徴です。

ちなみに、マルラオイルでも未精製の物は酸化しやすいので、注意が必要です。

プロシアニジン以外にトコフェロールも入っている

プロシアニジン以外の成分のお話になりますが、マルラオイルにはトコフェロール(ビタミンE)という乾燥肌や炎症を起こした肌に良い成分が入っています。

このトコフェロールは赤みを抑えたり炎症をしずめる働きをするので、肌荒れを起こしてカサカサしたり赤くなってしまったお肌にぜひ使ってあげたい成分なんです。

アトピーや花粉症での肌荒れは、赤み、乾燥してかさかさする、かゆい、などの悩みがある方も多いかと思います。そんな時に、抗アレルギー作用と抗炎症作用を併せ持ったマルラオイルはぴったりなんです。

まとめと補足

以上、マルラオイルがアトピーに効くと言われている理由を成分のプロシアニジンに注目してまとめてみました。いかがでしたでしょうか。

マルラオイル製品の口コミも調べてみたところ、「オイルを塗った後はかゆみが治まった」という声もたくさん見られました。

 

注意点としては、アトピーはすでにお肌が敏感な状態になってしまっていますので、通常でしたらお肌に良いものでも反応してしまう場合があります。使う時は少量から部分的に使ってみると良いかと思います。

 

アトピー肌さんは、化粧品ジプシーになりがちなのが悩みですよね。

期待を込めて買ってみたけど肌に合わなかった、、、なんてことも。

マルラオイルの場合は基礎化粧品などと違って他の使い道もあるのでトライしやすいかと思います。例えば、マルラはヘアオイルとしても優秀なので、もし肌に合わなくてもヘアオイルとして使う、とか。乾燥して傷んだ髪に使うと潤いのあるつやつやの髪になりますよ。

 

オイルには精製と未精製のものがありますが、アトピー肌には精製したオイルをおすすめします。理由としては

  • 精製することで不純物が取り除かれ、肌にやさしくなっている
  • 精製したマルラオイルは酸化しにくくなっている
  • 精製してあるオイルの方がにおいが気にならない

ということ。

オイルは絶対に未精製!とおっしゃる方もいらっしゃいますが、未精製はその分成分も濃く肌への刺激も強めです。すでにお肌が弱っている状態の方には私はおすすめ出来ません。

マルラオイルを使ってみようかな、という方は自分のお肌状態を見ながら試してみてくださいね。

 

以上、マルラオイルとプロシアニジンのお話でした。

ほうれい線は乾燥が原因!マルラオイルでたるみや乾燥肌をケアしよう!

ほうれい線の主な原因

最大の原因、たるみ

年齢を感じさせる大きな要因のひとつ、ほうれい線。

その最大の原因はたるみです。

たるみの原因は、表情筋の衰え、真皮の衰えなど。



表情筋の衰え

顔の筋肉の力が衰えている状態です。

加齢のほか、食事の時にあまり噛まない、普段口数が少なくあまり喋らないなど、顔の筋肉を使うことが少ないと衰えていきます。また、バランスの悪い食事を続けているとタンパク質などの筋肉のもととなる物質が不足してしまい、筋肉自体が元気がなくなることも表情筋の衰えにつながります。

真皮の衰え

真皮を構成するコラーゲンやエラスチンなどが減っている状態のことです。

これらは一般的に加齢とともに減少していきます。また、紫外線やストレス、睡眠不足、喫煙なども原因となります。

そのほうれい線、乾燥が原因かも?

ほうれい線の大きな原因はお肌のたるみです。そして、そのたるみは加齢とともに現れることが一般的です。

では、まだ若いのにほうれい線が出てきてしまった場合の原因はなんでしょう?

その原因の一つはお肌の乾燥です。

乾燥=ほうれい線、とはなりませんが、乾燥がほうれい線を目立たせる原因になっている場合があります。

乾燥肌の場合、肌のバリア機能自体が低下していることが多いでしょう。

バリア機能が低下するとお肌のターンオーバーが乱れることにも繋がります。そして肌の乾燥が進むと、表面の乾燥だけにとどまらず、その奥の真皮にも悪い影響をあたえることがあります。

真皮の衰えがたるみの原因のひとつということを考えると、肌の乾燥もたるみの原因、つまりほうれい線の原因となっていることがあるのです。

表情が豊かなのにほうれい線が気になる方や、冬だけほうれい線が深くなる気がする…という方は、表情筋の衰えなどではなく乾燥が原因かもしれません。

乾燥肌が原因のほうれい線は保湿対策がおすすめ

乾燥肌は、最初は表面だけのダメージかもしれませんが、ケアしないで放っておくと真皮にまでダメージが広がってしまいます。

乾燥肌が進み肌の機能が乱れると、シミ、シワはもちろんほうれい線などあらゆる不調が出てきます。

特に、ほうれい線付近の肌は頬に比べて水分が蒸発しやすいと言われています。

目元や口元と同じく、皮膚の厚さが薄く刺激にも弱いのでしっかりとケアしていくことが大切です。

乾燥肌でほうれい線が目立つときはマルラオイルでのケアがおすすめ

保湿効果の高いマルラオイル

アンチエイジングやお肌の保湿にはオイル美容が人気ですが、その種類も様々です。

アンチエイジングには抗酸化作用の高いアルガンオイルが人気ですし、ニキビや日焼けのアフターケアには馬油が良いなど、悩みや目的によって使い分ける必要があります。

その中で、ほうれい線対策としておすすめのオイルはマルラオイルです。

マルラオイルは高い保湿力が魅力の美容オイルです。

成分の詳細はこんな感じ。

  • オレイン酸:皮脂腺から分泌する皮脂を構成する成分で、お肌に塗るとよくなじんで潤い保湿効果が期待出来ます。
  • ビタミンC:美肌成分として有名なビタミンCは、キメを整えるのに必要な成分です。また、コラーゲンをサポートしてくれます。
  • ビタミンE:ハリやツヤなどのエイジングにかかせない成分です。

抗酸化作用、そして上記の他にも乾燥肌のかゆみの悩みに対応できる抗ヒスタミン作用も兼ね備えており、保湿重視のエイジングケアに最適と言えます。

使い心地はアルガンオイルよりもサラサラとしておりべたつきも気になりません。浸透力が高いのですぐにサラサラとしたお肌になり、大変使いやすいです。

また、高い抗酸化作用(オリーブオイルの約10倍、アルガンオイルの約3.5倍)のおかげで他のオイルほどオイル自体の酸化を気にする必要がなく、大変扱いやすいオイルでもあります。



マルラオイルではケア出来ないほうれい線の種類

表情筋の衰えによるたるみの場合は、残念ながらマルラオイルではどうにもなりません。

表情筋のトレーニングや、強く美しい筋肉を作るために食生活を改善する方法が向いています。

 

ほうれい線と言っても、原因は様々。

乾燥肌が原因かも?という場合はぜひお試しくださいね。

アンチエイジングや乾燥肌に!マルラオイルの作用&効果と使い方

シミ、しわ、アンチエイジング、保湿、乾燥肌、かゆみや炎症に。

古代からアフリカでは先住民たちがお肌のケアのみならず伝統医療にも用いてきたマルラオイル。

浸透性・保湿性に優れアンチエイジング対策に使われるほか、抗酸化作用や抗ヒスタミン作用も併せ持ち、敏感肌やアトピー肌の方にも注目されるマルラオイル。

この万能な美容オイルの具体的な使い方をご紹介します。

マルラオイルの特徴的な成分

すぐれた保湿成分オレイン酸を多く含む

アンチエイジングに欠かせないオメガ脂肪酸の中でも、オレイン酸という皮脂に関わる成分が豊富に含まれています。

加齢とともに気になるお肌のシミやシワ。

オレイン酸は保湿力が高く、お肌の柔軟性や弾力性を保つ手助けとなってくれます。

オレイン酸とは

オレイン酸は皮脂の40%を占めると言われている成分です。

保湿力が非常に高く、乾燥肌の方が必要とする成分のひとつです。

皮脂が少なく乾燥した肌はオレイン酸不足も原因の一つとして考えられます。この場合はオレイン酸を補給してあげることで、お肌が潤いもちもちのお肌になる可能性が十分にあります。

お肌の乾燥はシミ、しわ、ニキビやザラつきの元です。

肌が乾燥すると

ターンオーバーが乱れ皮膚が硬くなったり炎症をおこします。

ターンオーバーが乱れが一因となり、メラニンがお肌に蓄積されてお肌に目に見える形で現れます。これが俗にいうシミです。

また、乾燥するとお肌は柔軟性や弾力性を失うので当然シワが増えます。目尻、おでこ、口の周りなど、シワの数や深さは年齢を感じさせる大きな要因ですね。

皮脂不足からくるお肌の老化には、オレイン酸を多く含むマルラオイルがおすすめです。

オレイン酸を含むオイル

マルラオイルのほかにも、アルガンオイル、オリーブオイル、シアバター、マカダミアナッツオイル、椿油、馬油など名だたる美容オイルにオレイン酸は含まれています。

このことからも、お肌への効果の高さがうかがい十二分にうかがい知れますね。

ビタミンCとトコフェロール(ビタミンE)の両方を含む

抗酸化作用を期待できる2つの成分、ビタミンCとトコフェロール(ビタミンE)の両方が含まれています。特に、トコフェロール(ビタミンE)は乾燥肌や炎症肌の方は必要とする成分ですので、ダブル配合は嬉しいですね。

また、美容オイルはオイルの酸化が気になりますが、この2つの成分がオイル自体の酸化を防いでくれるのでマルラオイルは非常に扱いやすい美容オイルとなっています。

ビタミンC

美白成分として名高いビタミンCは、シミのもとであるメラニンの合成を抑えます。アンチエイジング成分としてこちらも必須ですね。

マルラオイルはオレンジの約4倍のビタミンCを含むと言われており、その成分量も魅力のひとつです。

トコフェロール(ビタミンE)

トコフェロールは抗炎症作用がある成分です。

赤みを抑えたり炎症をしずめる作用が期待できるので、乾燥が進み炎症を起こしてしまったお肌や、インナードライ肌でニキビを作ってしまったお肌などのケアに向いています。

シード系オイルで唯一抗ヒスタミン作用を持つ

マルラオイルの最大の特徴とも言われているのが、この抗ヒスタミン作用です。

抗ヒスタミン作用とは、かゆみを抑えてくれたり、アレルギー症状を和らげてくれる作用です。花粉症の時に飲むお薬などは抗ヒスタミン作用のある成分が含まれている、と言えば分かりやすいでしょうか。

乾燥性敏感肌、赤くざらついて痒みをともなうお肌、アトピー肌などの皮膚トラブルを抱えたお肌に働きかけてくれます。

また、痒みに効くので虫刺されや植物でアレルギー症状が発生してしまった際の応急処置としても使える場合もあります。マルラオイルを旅行の時に持っていくとスキンケア以外にも助けられる場面がありそうですね。

具体的な使用例

毎日のお手入れとして化粧水の後につける

マルラオイルは保湿力に優れたオイルなので、乳液やクリームの代用として使用することが出来ます。

お風呂上りに化粧水をつけたお肌に、このマルラオイルを数滴でスキンケア完了。

毎日のお肌のお手入れに使えます。

もし、保湿力が物足りないという場合はアイクリームやフェイスクリームを重ねづけしてももちろんOKです。ただし、Tゾーンなど皮脂が多い部分やアゴ周りなどを保湿しすぎるとニキビの原因になりますので気を付けましょう。

お肌のお手入れは“足りないものを補うこと”が大切ですが、やり過ぎは逆にお肌の状態を悪化させてしまいます。

マッサージオイルとしてフェイスマッサージやデコルテマッサージに使う

デイリーケアとして数滴を毎日使うのもいいですが、少し頑張って2日に1回程度マッサージオイルとして使う方法も。入浴後の温まった状態のお肌、またはお風呂からあがるまえにバスルーム内で行っても良いかと思います。

顔だけでなくデコルテにもOK。オイルの量が少ないとマッサージするときに肌への摩擦が起こって肌荒れの原因となってしまいますので、ケチらず多めに使いましょう。マッサージ後にべたつきが気になる場合はホットタオルで拭きとってくださいね。

頭皮のマッサージに使う

頭皮の乾燥やフケ、またはかゆみなどが気になる方にはマルラオイルを使った頭皮マッサージもお勧めです。

手のひらにマルラオイルを数滴取り、指の腹にたっぷりと浸み込ませて頭皮を優しくマッサージしましょう。マッサージ後5分くらい置いてから、いつもどおりシャンプーをしましょう。

月に1~2回程度、気分転換やスペシャルケアとして行うのも良いですね。

ヘアオイルとして使う

頭皮マッサージまでは出来ないという方は、ヘアオイルとしても気軽に使えますよ。

タオルドライした髪に馴染ませるだけなので、簡単ですね。まとまりのある髪になり、艶感もでます。デイリーケアとして行います。

ヘアオイルは専用の商品を買われている方も多いかと思いますが、私は美容オイルを使うようになってからはヘアオイルを買わなくなりました。気分や髪の状態に合わせて手持ちの美容オイルをヘアオイルとして使っています。効果はもちろんですが、経済的にも美容オイルをヘアオイルとして使用することは個人的にもおすすめです。

 

以上、成分から見るマルラオイルの作用・効果と具体的な使い方でした。

自分のライフスタイルに合った使い方から無理なく始めてみてくださいね。

乾燥肌にはどっちがいい?アルガンオイルとマルラオイルを乾燥肌目線で徹底比較!

美容オイル、アンチエイジングオイルと言えばこれ!と言われるほど有名なアルガンオイルと、徐々に知名度を上げ抗酸化作用などから新アンチエイジングオイルとして人気急上昇中のマルラオイル。

どちらもアンチエイジング効果を期待できる美容オイルですが、その違いはなんでしょうか?今回は乾燥肌視点でどちらが良いのか比較していきます。

成分の違い

アルガンオイルの主な成分

  • オレイン酸:42.8%
  • リノール酸:36.8%
  • パルチミン酸:12.0%
  • ステアリン酸:6.0%
  • その他、ビタミンEが含まれる

など

マルラオイルの主な成分

  • オレイン酸:70-78%
  • リノール酸:4.0-7.0%
  • パルチミン酸:9-12%
  • その他、ビタミンC、ビタミンEが含まれる

など

違いは?

まず、一番の違いは主成分がそれぞれ違うことですね。

マルラオイルはオレイン酸が70-78%と突出しているのに対し、

アルガンオイルはオレイン酸:42.8%とリノール酸:36.8%という2つの成分が主になっています。

 

マルラオイルの主成分オレイン酸とは、

皮脂腺から分泌する皮脂を構成する成分で、お肌に塗るとよくなじんで潤い保湿効果が期待出来ます。また、酸化されにくく、皮膚刺激性が少ないことが特徴の成分です。

オレイン酸を多く含むオイルはマルラオイル以外にも、オリーブオイル、椿オイルなどがあります。

 

また、マルラオイルにはビタミンCやビタミンEといった、抗酸化作用を強く持つ成分が含まれているのでアンチエイジングにも向いていると言えますね。

 

アンチエイジングのオイルとして人気のアルガンオイルはオリーブオイルの約3~4倍の抗酸化作用と言われていますが、マルラオイルはオリーブオイルの約10倍の抗酸化作用があると言われています。

 

アルガンオイルに多く含まれているリノール酸とは、

セラミドを構成する成分の一つで肌なじみが良く、角質を整えて柔らかい肌へと導いてくれる成分です。お肌にハリと潤いを与えてくれる優秀な成分なんですよ。

 

リノール酸は酸化しやすい成分ですが、アルガンオイルの場合は抗酸化作用のあるビタミンEがオリーブオイルの約4倍ほど入っているので、他のリノール酸を主成分とするオイルに比べても酸化の心配が少なく安心して使えますね。

 

酸化しやすいオイルは冷蔵保存が基本とされていますが、アルガンオイルは先の理由から常温でも保存が出来、扱いやすいオイルだと思います。

 

そして、アルガンオイルにも、老化の原因となる活性酸素を除去してくれるビタミンEが含まれています。具体的には、古くなった不要な角質を取り除いて、お肌のターンオーバーを正常にしてくれる働きがあります。

 

成分比較のまとめ

  • 乾燥肌視点で見ると、皮脂の生成に関わるオレイン酸が70~78%という高い割合で含まれているマルラオイルの方がおすすめ。
  • オリーブオイルと比べた場合、アルガンオイルは約3~4倍、マルラオイルは約10倍の抗酸化作用を持っている。
  • どちらも抗酸化作用のあるビタミンEを含んでおり、酸化しにくいオイルである。

 

質感の違い(色味・粘度・においなど)

アルガンオイル

色味:黄金色

粘度:べたつかず、さらりとして使いやすいサラサラ系

匂い:ナッツ系の香り

 

粗悪な原材料を使っているアルガンオイルは、色味が薄いです。また、他のオイルと混ぜている場合も色が薄くなっている場合があります。

※モロッコでは少しでもアルガンオイルが入っていれば「アルガンオイル」と名乗ることが出来ます。

 

臭いが酸っぱいものは酸化している可能性あり。製造環境や保存環境が悪いオイルの使用は避けなければいけません。信頼できるメーカーの物やIGPの製品を選びましょう。

「IGP」とは、古くからの伝統やその地域でしか産み出せない高品質な食品にしか認証されない、EUが独自で設定している品質保証システムです。

マルラオイル

色味:無色透明~黄色(精製は基本無色透明、未精製はバラつきがあり無色~黄色)

粘度:さらさらで伸びが良い

匂い:精製は無臭だが、未精製は油のようなクセのある香りがある場合がある

 

オイル全般に言えることですが、精製するほど臭いは気にならなくなりサラサラとした質感になりますが、成分も薄まります。精製しないほど濃い成分で粘度も高いものになり、素材の臭いも強くなります。

 

どちらが良いとは一概には言えませんが、お肌が弱い方は精製されて不純物が取り除かれたものの方が成分が安定しているので安心かもしれません。逆に、臭いなどは気にならないからより成分の濃いものを!栄養価を!という方はあまり精製されていないタイプを選ぶといいと思います。未精製の物は精製されたものに比べて酸化や劣化しやすいので、取り扱いに気を付け早く使い切ってしまいましょう。

オイルの選び方まとめ

上記を踏まえて、下記のように選んでいただくといいかと思います。

 

アルガンオイルは、

黄金色でさらりとした、ナッツの香りがするもの

 

マルラオイルは、

無色~黄色で、さらりとした臭いの薄いもの

使い方の違い

アルガンオイル

軽い乾燥や、普通肌のデイリーケア向け。

アルガンオイルはお肌への吸収がとても良いので、オイル特有の“付けた後のベタベタ感”が気になりません。その分、乾燥肌の程度によっては物足りないこともあります。アルガンオイルを塗った後に、他のものを重ねて付けて使うパターンもあります。または、アルガンオイルの量を増やして使う場合もあります。

マルラオイル

乾燥肌が進行している方、乾燥性敏感肌などでかゆみを伴う方向け。

皮脂腺に働きかけ、高い保湿効果を持つオレイン酸を70%以上も含むマルラオイルは、まさに乾燥肌向けの美容オイルと言えます。

また、特筆すべきは“プロシアニジン”というポリフェノールを含んでいる点です。

この成分は抗ヒスタミン、抗アレルギー効果が見込まれる成分で、痒みや炎症を伴うアレルギー性皮膚炎などの鎮静化に期待が出来るんです。

 

マルラオイルは抗ヒスタミン作用がある唯一のオイルと言われています。

花粉症の季節に肌荒れを起こしてしまう場合などは、この抗ヒスタミン作用のあるマルラオイルを試してみてはいかがでしょうか。

結論、乾燥肌にはマルラオイルがオススメ

上記の点を総合して、

乾燥肌という視点で美容オイルを選ぶならマルラオイルがおすすめです!

高い保湿作用はもちろんですが、乾燥肌って大体の場合かゆみをともなうんですよね。

マルラオイルが他のオイルと違う大きな点は、やはり抗ヒスタミン作用があることでしょう。花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピーなどのお肌にも使える万能オイルです。

乾燥肌でお困りの方、南アフリカでは古来より伝統医学で活用されてきたとされるマルラオイル、一度試してみてはいかがでしょうか。ご使用の際はお肌レベルに合わせて、精製・未精製を選んでくださいね。

 

以上、アルガンオイルとマルラオイル、乾燥肌にはどっちが良いのかの比較でした。